疲労骨折とは
疲労骨折は、通常は全く問題のない力なのに、繰り返しで金属が折れてしまうのに似ています。骨が金属と違うのは、ある程度の損傷なら、自己修復が出来るところです。しかし、外力で出来る小さなひびが回復しないうちに繰り返して、たくさんのひび割れが発生すると、結果的に大きいひび(=骨折)になってしまうのです。ですから、疲労骨折では、X線でもひびが見えないことがあります。疲労骨折は、スポーツやトレーニングの過度の負荷が原因の場合が多く見られます。
私が、中学・高校時代にスポーツをしていたころは、なんとなく疲労骨折をする選手は、なさけない
というより人一倍トレーニングをしている選手というイメージをもっていましが正しい知識があれば、大変なことになる前に予防が出来ることを知りました。
競技力向上や健康促進のためにやっていて、骨折!というのは本当はなさけないことなのです。
疲労骨折は、小学生低学年から50代まで幅広く発生する可能性があります。特に、10代で16歳が多く発生しています。これは言うまでも無く、スポーツによる過度の負荷が原因だからです。
競技ごとでは、陸上、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球などに多く発生しています。
疲労骨折の治療
疲労骨折の症状は、骨の同じ部分に継続して力を加えることによって起こる骨折状態のことです。特に外傷は見られません。はじめて疲労骨折を経験する人であれば、どのような状態なのかなかなか想像がつきません。
よくスポーツ選手が疲労骨折を起こしますが、これも同じ動作を繰り返し行うことによって起こることが多い現象です。疲労骨折の診断はX線やトレーニング,運動内容の確認によって行われます。
軽度の骨折状態の場合、X線検査を行っても状態が確認できない場合があります。こういった場合、二週間後くらいを目安にもう一度診断が行われます。骨シンチグラフィーを使っての検査も行われており、この方法では骨腫瘍も測定することができます。
疲労骨折の治療に薬が処方されることはなく、大体は原因となっているスポーツを中断することになります。患部にテーピング,ギブスを当てて、経過を見ることもあります。初期段階であれば自己治癒してしまうこともありますし、しばらく安静にしていれば何の問題もありません。個人差はありますが、きちんと休養を取れば二週間ほどで回復します。ただし、期間後でもいきなり激しい運動を再開すると、骨折状態が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。